1日に数回、気分転換で近所のカフェで仕事をしている私ですが、先日、面白い&興味深い1コマに遭遇したので、お伝えします。
ある日、私が近所のカフェのレジそばにあるカウンターで仕事をしていると、大きな体で胸を張った50代くらいの男性が勢いよく入店してきました。
その男性客に応対したのが、その店で多分一番不愛想な男性店員でした。
その男性客は、フロア中に聴こえるくらい大きな声で、
「ケーキでアメリカン!!!」と言いました。
それに対し、男性店員は「ケーキはどれになさいますか」と返答すると、
すぐさま男性客は「ケーキでアメリカン!!」と大きな声で復唱しました。
数秒間の沈黙を挟み、男性店員が次に口にした言葉は、
「お持ち帰りですね。」と言い、アメリカンをテイクアウト用カップに注ぎ始めました。
この時、私の頭の中は「?」でしたが、どうやら男性客は「ケーキでアメリカン」ではなく、「テイクでアメリカン」と言っていたようで、男性店員は、それを察し、正解な行動をとりました。すばらしい。
しかし、問題はまだ続きます。
男性客が、お金を払い、アメリカンを受け取ると、苦笑いしながら「おれの発音が悪かったな!」と、男性店員を気遣った発言をしました。
それに対し、男性店員は、無表情で「はい」と一言。。。。
男性客は、うつむきながら少し悲しそうに、アメリカンをもってカフェを後にしました。。。
めでたし めでたし
これ、相談援助場面に置き換えて考えると、よりシュールな感じになりそうですが、とりあえず言いたいことは、まず「発音が悪い」じゃなくて「アウトをちゃんと言おうよ!」ってことです。「ケーキアウトでアメリカン」なら、多分、ほとんどの店員さんは察してくれると思います。次に、男性店員さん、意図的に「はい」でとどめを刺しにいったのだとしても、「ありがとうございました」は言おうよ。
こんな感じで、カフェでは時々面白いことが起こります。