福祉試験対策工房より
次回試験からカリキュラムが変更されてしまうけれど、試験内容はそこまで大きく変わらないようです。そこで、最新試験問題を1問ずつ掲載し、問題作成者からの視点で問題を解説していこうと思います。長丁場になるかもしれませんが、どうぞお付き合いください。
「科目:相談援助の理論と方法」
問題101 事例を読んで、就労継続支援B型事業所のE職員(社会福祉士)が、クライエントに危険が及ぶような行動を減らすために、行動変容アプローチを応用して行う対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事 例〕
知的障害があるFさん(20歳)は、作業中に興味があるものが目に入ると勢いよく外に飛び出してしまうことや、作業時間中でも床に寝転がること等の行動が度々あった。寝転がっているところに起き上がるよう声かけを行うと、引っ張り合いになっていた。Fさんのこれらの行動は、職員や仲間からの注目・関心を集めていた。そこで、Eは、Fさんが席に座って作業を継続することを目標行動にして支援を開始した。
1 Fさんが何かに気を取られて席を立つたびに、報酬を与える。
2 支援を始めて1か月後に、目標行動の変化を評価しベースラインをつける。
3 不適切行動のモデリングとして、職員が寝転がって見せる。
4 作業が継続できるたびにベルを鳴らし、ベルの音と作業を条件づける。
5 寝転がる前の先行条件、寝転がった後の結果といった行動の仕組みを分析する。
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「正解:5」
事例文を読んで、行動変容アプローチを応用して行う対応を選択する問題です。ちょっと難しく思わせていますが、どのように適切な行動にかえていくかという視点で考えれば容易に判断できると思います。
以上です。次回に続く。。。
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