福祉試験対策工房より
次回試験からカリキュラムが変更されてしまうけれど、試験内容はそこまで大きく変わらないようです。そこで、最新試験問題を1問ずつ掲載し、問題作成者からの視点で問題を解説していこうと思います。長丁場になるかもしれませんが、どうぞお付き合いください。
「科目:相談援助の理論と方法」
問題104 次の事例は、在宅療養支援におけるモニタリングの段階に関するものである。この段階におけるJ医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)の対応として、適切なものを2つ選びなさい。
〔事 例〕
Kさん(60歳)は、呼吸器機能に障害があり病院に入院していたが、退院後には自宅で在宅酸素療法を行うことになった。Kさんとその夫は、在宅療養支援診療所のJと話し合いながら、訪問診療、訪問看護、訪問介護等を導入して自宅療養体制を整えた。療養開始後1か月が経ち、Jはモニタリングを行うことにした。
1 Kさんに「自宅での療養で困っていることはありますか」と聞き、新たな要望やニーズの有無を確認する。
2 Kさんの夫に「病気になる前はどのように暮らしていましたか」と聞き、Kさんの生活歴を確認する。
3 訪問介護員に「医療上、何かすべきことはありますか」と医療的ケアの課題を確認する。
4 主治医に「入院前の病状はいかがでしたか」と過去の治療状況を確認する。
5 訪問看護師に「サービス実施状況はどうですか」と経過や課題を確認する。
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「正解:1,5」
モニタリングの段階における社会福祉士の対応を考えるに事例問題です。アセスメントやプランニングなどを経た段階ですので、サービスの実施による利用者の変化を中心に確認すれば良いと思います。
以上です。次回に続く。。。
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