福祉試験対策工房より
次回試験からカリキュラムが変更されてしまうけれど、試験内容はそこまで大きく変わらないようです。そこで、最新試験問題を1問ずつ掲載し、問題作成者からの視点で問題を解説していこうと思います。長丁場になるかもしれませんが、どうぞお付き合いください。
「科目:相談援助の理論と方法」
問題115 事例を読んで、Aスクールソーシャルワーカー(社会福祉士)の解決志向アプローチに基づく問いかけとして、適切なものを2つ選びなさい。
〔事 例〕
Bさん(高校1年生)は、父親、弟(小学4年生)、妹(小学1年生)の4人家族である。父親は長距離トラックの運転手で、Bさんは長女として家事と弟妹の世話を引き受けている。ある日、Aスクールソーシャルワーカーに、「家族のためにやれることをやるのは当然だし、喜んでもらえるのもうれしい。でも毎日勉強とバイトと家事で精一杯。これ以上はもう無理かも…」とつぶやいた。AはこれまでのBさんの頑張りをねぎらいながら、以下の問いかけをした。
1 「もし奇跡が起こって何もかもうまくいくとしたら、どうなると思いますか?」
2 「最悪な状況を0、何もかも解決したのが10なら、今は何点になりますか?」
3 「Bさんが『もう無理かも』と思ったのは、どのようなときですか?」
4 「Bさんが想像する、最悪の事態はどのようなものでしょうか?」
5 「今、Bさんが抱える状況の根本の原因は何だと思いますか?」
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「正解:1,2」
解決志向アプローチに基づく問いかけを選択する問題です。事例文をしっかりと読むと判断がブレてしまうかもしれないので、この問題に関しては「解決志向アプローチ」に注目して選択肢を読んだ方が回答しやすいかと思います。
以上です。次回に続く。。。
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