福祉試験対策工房より
次回試験からカリキュラムが変更されてしまうけれど、試験内容はそこまで大きく変わらないようです。そこで、最新試験問題を1問ずつ掲載し、問題作成者からの視点で問題を解説していこうと思います。長丁場になるかもしれませんが、どうぞお付き合いください。
「科目:相談援助の理論と方法」
問題116 事例を読んで、Y地域包括支援センターのC社会福祉士が参加している認知症初期集中支援チームの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事 例〕
Y地域包括支援センターに「夫の物忘れがひどく、指摘するとすぐに怒りだすことと、時折暴力を振るうことで困っている」とDさん(72歳)から電話相談があった。その後、Dさんが来所して夫の日常の様子を詳しく話した。夫に病院で受診をしてもらおうとしたが、「俺はどこも悪くないから病院には行かない」と拒否され、困っているという。そこでCは、認知症初期集中支援チームにおける対応が必要と考え、ケース会議の開催を要請した。
1 夫を刺激しないように、認知症サポーターとCが自宅を訪問する。
2 Dさんが一人の時間を持てるように自宅を訪問し、夫の利用可能な認知症カフェの案内を手渡す。
3 夫の状態について、認知症サポート医から専門的知見による助言を求める。
4 夫の生活の様子を聞くために、介護福祉士とCが自宅を訪問する。
5 Dさんへの暴力回避のために、保健所の職員とCが自宅を訪問する。
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「正解:3」
「認知症初期集中支援チーム」の対応についての事例問題です。「認知症初期集中支援チーム」の「初期」に注目して「初期対応として適切なものはどれか」を考えれば良いでしょう。
以上です。次回に続く。。。
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