福祉試験対策工房より
次回試験からカリキュラムが変更されてしまうけれど、試験内容はそこまで大きく変わらないようです。そこで、最新試験問題を1問ずつ掲載し、問題作成者からの視点で問題を解説していこうと思います。長丁場になるかもしれませんが、どうぞお付き合いください。
「科目:相談援助の理論と方法」
問題98 ソーシャルワーク実践におけるシステム理論の考え方に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 ピンカス(Pincus, A.)とミナハン(Minahan, A.)の実践モデルにおけるターゲットシステムは、目標達成のために、ソーシャルワーカーと協力していく人々を指す。
2 開放システムの変容の最終状態は、初期条件によって一義的に決定される。
3 システムには、他の要素から正負のフィードバックを受けることで、自己を変化・維持させようとする仕組みがある。
4 クライエントの生活上の問題に関し、問題を生じさせている原因と結果の因果関係に着目する。
5 家族の問題に対して、課題を個々の家族員の次元で捉え、個々人に焦点を当てたサービスを提供する。
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「正解:3」
ソーシャルワーク実践におけるシステム理論の考え方についての問題です。頻出項目ですね。今後も出題されるでしょう。「システム」の理念など、概要だけでも覚えて理解すると、対応できると思います。
以上です。次回に続く。。。
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